イボについて

液体窒素で治らないイボについて

イボは俗称で、本来は“尋常性疣贅(ゆうぜい)”という病名で、ウイルス感染症です。
老若男女問わず、体のあらゆる部位にできる病気です。
液体窒素療法以外に保険適用になっているよい治療法がありません。

液体窒素療法とは、液体窒素という約マイナス200℃のものを使い、イボを凍らせ、イボのウイルスに感染された細胞ごと破壊するという治療法です。
凍ったイボは徐々にカサブタになり、いつのまにかポロッと取れるのです。

しかし、手指・手掌・足底等のイボは液体窒素でなかなか取れにくいのです。
約マイナス200℃ですから、冷たいのを通り越して痛いです。
この痛みに耐えられず、継続できない方がいらっしゃいます。

そこで、私たちは、液体窒素ではなかなか取れないイボ、または、痛くて液体窒素を継続できない方の為に、液体窒素以外の方法でイボの治療をしております。

  • ※ この方法が液体窒素と比べ、必ずしも効果が勝るとは限りません。あくまでも、液体窒素が効かない、あるいは、痛くてできない人に、液体窒素に代わる治療法として、提案するものです。

治療法

スピール膏+ビタミンD3外用剤

イボはウイルスが感染・増殖し、角質が肥厚(角化)している病気です。
スピール膏は角質を軟らかくする薬です。ビタミンD3外用剤は角化治療薬です。

手順

  1. 1日1回、塗り薬を塗って、スピール膏を貼ってください。毎日繰り返します。
  2. ※ イボからはみ出さないようにしてください。

  3. 完全に取れるまで、1.を繰り返します。

副作用

かぶれ、スピール膏でふやけた皮膚にイボが広がることがあります。

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