老人性色素班
日光黒子
- 30代以降の発症が多いが早いと18歳ごろからでも生じる。
- 顔面、胸部、手背など、日のあたりやすいところに出来きている。
- 褐色~黒褐色である。
- 形は大小様々である。
- 大きさは大小様々である。
- 手の甲にも似たような褐色斑がある。
- 表面がざらざらしているものもある。
脂漏性角化症
老人性いぼ
- 30代以降の発症が多いが早いと18歳ごろからでも生じる。
- いぼ状に盛り上がりがある染みが診られる。
- 褐色~黒褐色である。
- 形は大小様々である。
- 隆起した表面がざらざらした結節である。
- 老人性色素斑がわずかに隆起したものもこちらに含む。
雀卵斑
そばかす
- 両頬、鼻の頭を中心に左右対称に発症している。
- 1〜5mm大の小さな色素斑がほぼ均等に分布している。
- 色素斑はやや明るい褐色である。
- 取っても再発することが多い。
肝斑
かんぱん
- 30代〜40代に発症した。
- 両頬に左右対称にぼんやりと広範囲に広がる褐色斑がある。
- 褐色斑はまぶたを避けている。
- 髪の毛の生え際、眉毛などを避けている。
- 鼻には症状が見られない。
- 赤みや毛細血管拡張を伴うことがある
炎症後色素沈着
PIH
- 何らかの皮膚トラブルがあった(特に赤くなった)後にできる。
- 顔だけではなく体の色々な部位にできる。
- 火傷や湿疹、ニキビが治った後にできた。
- やや赤みをおびた褐色斑である。
- 表面はザラザラしていない。
- よくこすれるところに出来ている。
ADM
あざ
- 20歳代〜30歳代で発症した。
- 両頬を中心に左右対称性に発症する。
- 両頬に直径1〜3mm程度のやや青み、灰色を帯びた色素斑が、幾つかまとまって見られる。
- 鼻の穴の横(鼻翼部)にも同様の色素斑が見られることもある。※該当する場合、ADMの可能性が極めて高い
扁平母斑
茶あざ
- 生まれたときからあることが多い。
- カフェオレのような色をしている。
- 取るとすればレーザーだが治療成績に個人差がある(むしろ悪化することもある)。
- 年齢が高くなるほど治療成績は悪くなる。
シミの見分け方
老人性色素斑