お肌からのアプローチ

お肌からのアプローチ

お肌からのアプローチ

私たちのクリニックは皮膚科ですので、皮膚疾患の治療を保険診療メインに行っていますが、治癒までの過程や治癒後のよい状態キープにスキンケアが欠かせません。
お肌の状態や疾患に応じてスキンケア製品の紹介を随時行っています。
サンプルを使ってみていただき、長く使えそうなものがあれば購入をご検討ください。
スキンケアのための施術も行っています。

イオン導入フォトフェイシャル®ステラM22ケミカルピーリング(グリコール酸ピーリング・サリチル酸マクロゴールピーリング)LEDと、刺激のほとんどないものから少し刺激のあるものまで、数多くのスキンケア方法をご用意しております。

効果アップのポイントは、各種方法を組み合わせることです。

では、それぞれの方法について、簡単に説明いたします。

イオン導入

イオン導入では、主にビタミンCを導入します。
ビタミンCには、お肌にいろいろとよい作用があります。

  • A)メラニンの生成を抑える(シミ、くすみ 等)。
  • B)抗酸化作用で活性酸素を除去します(赤黒いニキビ痕、皮膚の老化 等)。
  • C)真皮層のコラーゲンを増殖し促進します(小じわ、毛穴、凹んだニキビ痕 等)。
  • D)皮脂腺の働きを抑制します。(ニキビ、テカリ 等)

皮膚は、外敵の侵入から体の内側を守るバリヤの働きをしています。いくらビタミンCがお肌によくても、単純に塗るだけでは、そのうちの一部が皮膚に跳ね返されてしまい、お肌に浸透していきません。弱い電流の力を借り、化粧品をイオン化すると、化粧品の単純塗布と比べ、数100倍(実験レベル)の吸収力があります。ビタミンC以外にも炎症(赤み)や肝斑を抑えるトラネキサム酸や毛穴にとされるグリシルグリシンも導入することができます。

ビタミンCのイオン導入についての詳細については、「ニキビとニキビ痕の治療法」の“イオン導入”をご覧ください。

イオン導入単独では、効果がかなりマイルドです。
頻回に受け、かつ、長期間継続することが大事です。

フォトフェイシャル®ステラM22

フォトフェイシャル®ステラM22の出す光は、ポルフィリンやヘモグロビン、メラニン、深部組織等のお肌に存在する様々なものをターゲットにして作用するため、顔の赤みやシミ、毛穴、張り、皮脂の改善等するので、お肌からのトータルスキンキュアに効果的です。

フォトフェイシャル®ステラM22

ステラM22は、ルミナス社のベストセラーであるM22の進化したフォトフェイシャル®機種であり、IPL(Intense Pulsed Light)という幅広い波長のマイルドな光を出し、その光が肌トラブルの原因となるターゲット(メラニン、ヘモグロビン、毛細血管、コラーゲン等)に当たると、光エネルギーが熱エネルギーに変換され、それぞれのターゲットに対してダメージを与えたり刺激を加えたりすることによって、肌トラブルを改善し美肌効果をもたらします。
シミ、くすみ、赤ら顔、軽度の毛細血管拡張等を徐々に改善し、肌に張りをもたらします。
フォトフェイシャル®ステラM22 イメージ01

レーザーは機種特有の1波長の光線が反応するターゲットのみを治療します。
治療効果は高いですが、ダメージもあるため、ガーゼ保護等を必要とします。
フォトフェイシャル®ステラM22の出す光は幅広く色々な波長を含んでいるので、一度の治療で同時に何種類かのターゲットに効果を出すことができます。
ゆえに、一般的にはフォトフェイシャル®ステラM22の施術後にガーゼや絆創膏を貼る必要はなく、直後よりメイクが可能です。
レーザー治療とは違い、回数を重ねて治療効果を出していく治療法です。
輪ゴムで弾かれたような痛みはあります。
悩みが多くて何から治療を受けてよいかわからない方がまず受けるべき施術と考えます。

フォトフェイシャル®ステラM22 イメージ02

受けたくても受けられない方

妊娠中の方、授乳中の方、日焼けしている方(日焼けの前後1ヶ月はできません)、光線過敏症の方、光感受性を高める成分を含有する薬を使用中の方、糖尿病の方、てんかん発作既往のある方、ケロイド体質の方、施術希望部位に傷や病変のある方、皮膚がんの既往のある方、施術希望部位にタトゥーのある方、コラーゲン・ヒアルロン酸・脂肪注入されている方、リフトアップのための糸が皮下に入っている方

受けるのに注意の必要な方

肝斑やホクロのある方、抗凝固剤を飲んでいる方、単純ヘルペスの既往のある方、自己免疫性疾患の方、ホルモン障害のある方、経口イソトレチノイン使用中の方(中止後半年間は不可)、何らかの外用剤(特にニキビ治療薬)により皮膚に赤みや皮剥けが出ている方

通院回数

1ヶ月に1回の間隔で、まずは5回ほど受けてください。その後、お肌のメンテナンスとして、必要な方、あるいは、希望の方は継続してください。
※ 必要な回数には個人差があります。

施術後経過

シミやそばかすのあるところは照射直後から数日後にかけて濃くなり、さらに数日後に痂皮になり剥がれ落ちます。
その後はシミやそばかすが薄くなるとともに、肌全体の色調が明るくなります。

副作用・合併症

  • 施術後、薄いかさぶたや水疱が生じる場合がありますが、1週間前後で消退します。
  • 施術後、赤みが生じる場合がございますが、数時間から2,3日くらいで消退します。
  • 施術部位に色素沈着や色素脱失を生じることがあります。通常は顔面で3~6ヶ月(顔以外の上半身で長くて1年程度、下半身で長くて2年程度)で目立たなくなりますが、極めて稀に残ることがあります。
  • 施術後、特に鼻と頬に腫れを一時的に生じることがあります。数時間から1週間で消退します。
  • 紫斑(皮下出血)を生じることがあります。2週間程度で消退します。ただ、稀に色素沈着に移行することがあります。色素沈着の経過は前述のごとくです。
  • 眉毛やもみ上げ等が一時的に焦げたり、脱色したり、抜けたりすることがあります。
  • ニキビが一時的に悪化することがあります。
  • ごく稀ですが、他に考えられるものとして、熱傷、ニキビ様皮疹、痒み、毛穴周囲の発赤、埋没毛、瘢痕を生じる場合があります。
  • 上記以外にも、予期せぬ副作用や合併症を生じる可能性があります。

注意事項

  • 治療当日はシャワー浴を推奨します。
  • 施術後6週間は日焼け止めクリーム塗布などの紫外線対策を行って下さい。
  • 施術前後1週間はレチノール・アルコールなどの刺激成分が入っている化粧品のご使用を避けて下さい。
  • 皮膚が乾燥しやすくなることがありますので、保湿剤を使用してください。
  • 施術部位はデリケートになっているので、こすらないでください。
  • 併用可能な治療との順番と間隔(あくまでも目安です)
    • イオン導入:ステラ→イオン導入の順番で同日の施術が可能です。
    • ケミカルピーリング(CP):CPの1週間後以降に赤みが落ち着いてからステラ。
    • Q-YAGレーザー:Q-YAGから1,2ヶ月あけてステラ。
    • ボトックス:1.5ヶ月あけてからステラ。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、グリコール酸やサリチル酸といった酸を塗ることにより、皮膚の表面にある角質というものを化学的に除去する方法です。

お肌の表面についている不要な角質を取り除くことにより、ザラザラ感がなくなり、凹凸の少ない滑らかなお肌になります。
当然、化粧のノリもよくなります。
毛穴を詰まりにくくするので、ニキビの治療にも用います。
ビタミンCや美白目的の化粧品の浸透をよくします。

角質を除去することにより、二次的にさまざまな細胞間伝達物質(サイトカイン)が、放出されます。
サイトカインにより、真皮(皮膚の深いところ)内のコラーゲンが増殖します。
弾力や張りのあるお肌へと導かれます。

皮脂腺抑制効果が期待できますので、テカリやべたつきを抑えます。

角質というお肌のバリヤを取ってしまうので、一時的に乾燥しやすくなることがあります。
保湿をしっかり行ってください。
また、日光によるダメージも受けやすくなることがありますので、日焼け止めをしっかりとつけてください。

ケミカルピーリングについての詳細は、「ニキビとニキビ痕の治療法」の“ケミカルピーリング(グリコール酸ピーリングサリチル酸マクロゴールピーリング)”をご覧ください。

LED

LED光線には色によりそれぞれ違う作用を有することがわかっています。
医療に有用な色の違う光線を組み合わせて使うことにより、美肌(アンチエイジング)への効果が期待できます。
美肌に用いられるLED光線は、白の3種類です。

赤色LED:小じわやお肌の張りを改善し、育毛、創傷治癒、炎症軽減が期待できます。
青色LED:にきびの改善や皮脂の改善が期待できます。
白色LED:小じわやお肌の張りの改善が期待できます。

私たちのクリニックには、上記3色の光線を同時に照射できる機器があるので、効果的、かつ、スピーディーに施術ができます。
さらにプラズマクラスターも出ますので、お肌の潤いを保ち、皮脂環境を整え、静電気を除去します。
基本的に副作用のほぼない治療法です。

採用情報 TESTむやスキンクリニック |千里中央でニキビ・アトピー・シミ治療の皮膚科なら