体の内側からのアプローチ

遅発型食物アレルギー検査

食物アレルギーとは

食物アレルギーは、大まかに二つのタイプに分けられると言われています。

一つめは、食後短時間のうちに症状の出るタイプで、即時型アレルギーと言います。IgE抗体に依存する反応です。
一般的にアレルギーと言えばこちらのタイプで、通常の血液検査で調べられるものです。
具体的には、サバを食べてすぐに痒くなったとか、薬を飲んだらすぐに顔がむくんだとかです。
激しい症状が出て、ひどい場合だと、のどが腫れて呼吸困難になることもあります(例:蕎麦を食べて激しい喘息等)。
小児に多く、成長とともに頻度は低下します(食材により違いはあります)。

二つめは、食後数時間から数日後に症状が発生するタイプがあるようで、IgE抗体に依存しない反応で、遅発型アレルギーと言われています。
症状は激しくないのですが、特定の型を示さず多彩で、発生までに時間が経っているので、患者さん自身に思い当たることがなく、原因特定が困難です。
小児だけではなく、成人にもよくみられるようです。

通常の治療を受けているのに治りが悪い、原因不明の症状に悩まされている等の症状が続く方には、この遅発型食物アレルギーが原因で起こっているのではないかと指摘されるようになってきました。
私たちのクリニックでは、遅発型食物アレルギーの検査を行うことができます。
一度、受けられてみてはいかがでしょうか?

検査方法

極めて簡単で、2~3mmの血液採取のみです。
それだけで、一度に120種類もの食物に対する検査ができます。

遅発型食物アレルギーによる皮膚症状代表例

治療に反応しないアトピー性皮膚炎、原因不明のじんましん、治りにくいニキビ、ダラダラ続く湿疹・痒み等

皮膚以外の慢性の症状や原因不明の症状にも遅発型食物アレルギーは関連していることがあるので、検査を受けられるとよいでしょう。

私たちのクリニックの特色としては、遅発型食物アレルギー検査で陽性と出た食物に対する対処法の説明だけではなく、『分子整合栄養医学』に基づいた栄養療法(オーソモレキュラー療法)により腸管粘膜を丈夫に、かつ、正常に腸管免疫が機能するような栄養補給の仕方もご提案しようと考えています。

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