特に原因なく幼少児期ないし思春期ころに発症し、手掌、足底に日常生活に支障をきたす程の大量の発汗を生じる状態を原発性掌蹠多汗症と定義されます。
基本は両側性で、片側性のものは続発性のものとして何らかの基礎疾患を有していることが多く、そちらの治療が優先されます。
掌蹠多汗症(手足の多汗症)は精神性の発汗のため、通常は大脳皮質の活動が低下する睡眠中の発汗は停止しているのですが、体感温度による発汗量の変動が認められます。
塩化アルミニウムの外用等で治療されるのが一般的でしたが効果が乏しいことも多いです。